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機械式時計と彫金

技術の発展は多くの彫金師を世に送り出してきたが、機械式時計の彫金ができる彫金師はそう多くない。
時計本来の機能を損なわないように細心の注意を払ってデザインを彫り込む技術は、卓越した職人のなせる技である。

時計への彫金には洋彫り技法と呼ばれる、日本本来の技術ではない技法が用いられる。
時計の古い技術が今も継承されているスイスでは、懐中時計の昔からの伝統的な技法を用いてスイス高級機械式時計への彫金がほどこされている。
使用される彫金工具も昔から変わらないビュランである。

17世紀から伝わるその技術は時代を超えた今なお本物を愛する人々に高く支持されている。
高級時計へのオーダーメイドの彫金を望む人も多い。
すべてが彫金師による手作業のため、決して安くはない価格であるが、自分だけの時計を求める人は絶えることはない。

デザインを使用者の希望にあわせてオーダーメイドできるパーツは時計の素材によっても異なるが大別するとムーブメント、文字盤、裏蓋などである。
これらのオーダーは商品の保証やアフターケアなどの関係で、工房が取り扱っている時計に限定されている場合が多い。

         

彫金の知識

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